【精神科医が見つけた3つの幸福】に学ぶ科学的に幸せになる方法

3つの幸福

こんにちは、くりちです。

突然ですが、あなたは幸せの青い鳥をご存知でしょうか?

チルチルとミチルが幸せの青い鳥を探す物語なのですが…

結論は、幸せの青い鳥は身近に存在した、というオチになります。

僕らは、幸せをどこか遠くに設定しては、懸命に毎日努力しているわけですが、そんなことをせずとも、幸せは身近にあるんだよ、とこの物語は教えてくれます。

くりち

絵本でありながら、教訓に富んだ深い内容となっているため、大人が読んでも面白いですよ!

お子さんがいらっしゃる方は是非、プレゼントしていただけたら素敵な大人になること間違いなしです!

さて、前置きが長くなりましたが、今回は青い鳥の本の紹介がメインではなく、

  • 幸せって何だっけ?
  • 幸せってどうやったらなれるの?
  • 今日から幸せのためにできることはあるの?

そんな疑問を、精神科医が見つけた3つの幸福〜最新科学から最高の人生をつくる方法〜(樺沢紫苑)を参考に、今日からコレをしたら幸せになれますよ〜という話をしていきたいと思います。

こんな方に読んでほしい
  • 科学的な幸せになれる方法を知りたい人
  • 今日から幸せになれる方法を実践したい人
  • がむしゃらに努力することが苦手な人

今回の記事を読めば、幸せのためにコレをすればいいんだ!という具体的な行動が理解できるようになるでしょう。

それでは、始めていきます。

目次

幸せってなんだっけ?幸せを構成する3つの幸福物質

幸せとはなにか?

はるか昔から、ずっと議論されてきたテーマの1つです。

この本では、

幸せの定義=脳内で幸福物質が出た状態が幸せ

であるとしています。

では、幸福物質ってなんですか?という話になるのですが…

結論から言うと幸福物質は3つあります。

幸せを構成する3つの幸福物質
  • セロトニン
  • オキシトシン
  • ドーパミン

これら3つの幸福物質が脳内に出れば、僕らは幸せを感じることができるんですね。

逆に言えば、これらの物質が脳内に出ていない状態が不幸と言ってもいいでしょう。

くりち

幸せとは、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンが脳内に分泌された状態のことです。

3つの幸福物質〜それぞれのポイント〜

セロトニン的幸福

まず1つ目は、セロトニン的幸福から説明します。

そもそも、セロトニンってなに?と、聞いたことのない方もいると思いますので、セロトニンから説明していきたいと思います。

セロトニンとは、人生をコントロールする指揮者とも呼ばれている脳内神経伝達物質の1つです。

また、セロトニンが不足すると、うつ病になるとも言われている、心と体の健康に深く関わる物質です。

セロトニン的幸福=健康の幸福(心と体の健康)

セロトニン的幸福が増えると

  • 爽やかさ
  • リラックス
  • 清々しさ

などを感じるようになります。

例えば…

青空の下、自然溢れる森の中で、太陽の光をたっぷり浴びつつ、深呼吸している自分を想像してみてほしいのですが…

そこには、爽やかさ、リラックス、清々しさがあるはずです。

オキシトシン的幸福

2つ目はオキシトシン的幸福についてです。

オキシトシンは別名「幸せホルモン」と呼ばれているものです。

例えば、

  • 赤ちゃんを抱っこしたり
  • ハグしたり
  • スキンシップしたり

そんな時に分泌されます。

オキシトシン的幸福=つながりと愛の幸福

  • 友情
  • 人間関係
  • コミュニティへの所属

などが深く関わってきます。

職場を退職する理由の1つに、人間関係が影響しているケースが多いのは有名な話ですが、それはオキシトシン的幸福が低かったから、とも言えるんですね。

他者との交流や関係によって生まれる幸福こそが、オキシトシン的幸福ですから、職場で孤立していたり、自分の居場所を感じられない場合は、オキシトシン的幸福は低下します。

ドーパミン的幸福

3つ目はドーパミン的幸福についてです。

ドーパミン的幸福=成功、達成

  • お金
  • 成功
  • 達成
  • 名誉
  • 地位

などが深く関わってきます。

例えば、

  • 給料が増えたり
  • 好きな人と付き合えたり
  • ガチャでレアアイテムが入手できた際

脳内に分泌されます。

ただし、ドーパミン的幸福には、落とし穴が1つあり、それが依存症に陥りやすいことです。

  • お酒
  • ギャンブル
  • セックス
  • 薬物
  • 買い物
  • スマホ
  • ゲーム

これらは、付き合い方を間違えると依存症に陥りやすく、依存症の原因となるのもドーパミンなんですね。

もっと!もっとぉぉぉ!と、足るを知ることがないので、一時的な快楽を求めるために人生を台無しにしてしまう方もいるくらいです。

幸せには優先順位がある

ここまで、

  • セロトニン
  • オキシトシン
  • ドーパミン

それぞれの説明をしてきましたが、実は幸福にも優先順位があるんですね

結論から言えば以下の通りです。

幸福の優先順位
  1. セロトニン(健康)
  2. オキシトシン(人間関係)
  3. ドーパミン(お金)

まずは自分を大切に、次に家族、その上で仕事を頑張る。

幸福に影響を与える順番は

  1. 健康
  2. 人間関係
  3. お金

この順番を頭に叩き込んで、優先度を間違えないことが大切です。

土台となる基礎部分はセロトニン(健康)ですから、まずはセロトニンを分泌させるための行動が最も優先度が高くなります。

セロトニン不足(不健康)の状態では、良好な人間関係を築くことは難しいし(オキシトシン)お金を稼ぐモチベーション(ドーパミン)もありませんからね。

セロトニン的幸福を得る方法

では、続いてセロトニンを分泌させる具体的な方法についてお伝えします。

結論から言うと以下の通りです。

セロトニン的幸福を得る方法
  • 朝日を浴びる
  • リズム運動
  • 朝散歩

ポイントは、

  • 日光を浴びること
  • 継続できる軽い運動
  • 自然との触れ合い

となります。

朝は忙しくて時間がないから…

と諦めるのではなく、忙しい中でも継続できそうなことは見つかるはず。

ちなみに、僕は会社の昼休みに近くの公園を散歩しています。

緑あふれる公園で、深呼吸しながら歩くのはとても気持ちよく、毎日の昼休みがとても楽しみになりました。

くりち

1日20分の散歩でアルツハイマー病のリスクが半分以下に減る、というデータもあるそうです。

オキシトシン的幸福を得る方法

次に、オキシトシンを分泌させる具体的な方法についてお伝えします。

結論から言うと以下の通りです。

オキシトシン的幸福を得る方法
  • 親切にする
  • 人やモノに感謝する
  • 動物・植物を育てる

ポイントは、

  • 他人に対する興味、関心を持つこと
  • 目の前の人を大切にすること
  • ありがとうの気持ちを伝えること

になります。

オキシトシンはスキンシップすることで分泌されるのですが、肌と肌の触れ合いだけがスキンシップではありません。

人の優しさに触れた時にも、オキシトシンは分泌されます。

親切にした方も親切にされた方にも、オキシトシンは分泌されますよ。

くりち

今日1日人に親切にしよう!

ドーパミン的幸福を得る方法

最後に、ドーパミンを分泌させる具体的な方法についてお伝えします。

結論から言うと以下の通りです。

ドーパミン的幸福を得る方法
  • 食事
  • 買い物
  • ゲーム

ポイントは、

  • 自分の好きなことをする
  • 自己成長を味わう
  • 制限する

になります。

ドーパミンは、誰でも今すぐ簡単に分泌できる、最も手軽なものであり、最も依存症に陥りやすい側面も持っています。

例えば、僕はゲームが大好きなのですが、あえて時間制限することによって、ゲームとうまく付き合っています。

1週間に1時間、もしくは2週間に1時間程度です。

  • 楽しいから
  • 美味しいから
  • 気持ちいいから

そんな理由で、もっと、もっとを求める限りドーパミンは分泌され続けますが、ドーパミンだけでは人は幸せにはなれません。

あくまで、セロトニン、オキシトシンが土台になければ、ドーパミンは単なる幸福の青い鳥に過ぎません。

くりち

ドーパミンの依存症に陥らないために、同じことを2時間以上続けないようにしましょう。

まとめ:幸せな毎日は日々の生活習慣から始まる

今回は、精神科医が見つけた3つの幸福を参考に、科学的に幸せになる方法について解説しました。

3つの幸福物質
  • セロトニン
  • オキシトシン
  • ドーパミン

これらは、

  • 健康(セロトニン)
  • 人間関係(オキシトシン)
  • お金(ドーパミン)

それぞれに深く関わっています。

また、幸福には優先順位があり、

  1. セロトニン
  2. オキシトシン
  3. ドーパミン

であることも解説しました。

優先順位を間違えた結果、僕らは不幸に陥ってしまいます。

特に注意したいのは、ドーパミンであり、ドーパミンは付き合い方を間違えてしまうと、人生を崩壊させてしまうほどの闇の力を持っています。

幸せの主役はあくまでセロトニンやオキシトシンであって、ドーパミンはおまけ程度と考えていただいていいでしょう。

幸せのために今日からできること
  • 散歩する(セロトニン)
  • 家族と一緒に食事する(オキシトシン)
  • 好きなことはやり過ぎない(ドーパミン)

今回のことを思い出していただければ、日頃の自分の行動がセロトニンやオキシトシン、ドーパミン、どれを分泌させるものなのか判断できるようになるはずです。

ドーパミン過剰の、セロトニン不足、オキシトシン不足になっている方は生活習慣を見直さなければ、いずれドーパミンの闇に飲み込まれる危険性がありますので、ご注意を!

さらに詳しいことが知りたい方は、是非本書を手に取っていただけたらと思います。

くりち

実践しやすい方法が具体的に網羅されている本書は、自信を持っておすすめできる本の1冊です。

以上、参考にしていただけたら幸いです。

幸せに関する記事はこちらでも解説していますので、よかったら参考にしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました!

くりち

まずは気軽に散歩から始めてみませんか?

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