「千と千尋の神隠し」の記録を更新し、歴代興行収入1位に輝いた「鬼滅の刃」。
映画をご覧になった方も多いんじゃないかと思います。
さて、今回は「鬼滅の刃、煉獄杏寿郎に学ぶ心の燃やし方」というテーマで、生きる意味が分からないという方に向けて、命を燃やして生きるとはなんなのか?を解説していきたいと思います。
- 人が生きる意味と目的
- 心を燃やす生き方
漠然と1日を過ごしている方にとっては、生き方を見直す1つのきっかけになるかと思いますので、ぜひ、最後までご覧いただけたらと思います。
それでは、始めていきます!
人が生きる意味と目的
人はなぜ生きるのか?ということに関しては、遥か昔から議論されてきたことですし、これが正解、というものは存在しません。
なぜなら、人の数だけ正解が存在するからです。
今回は、鬼滅の刃に登場する「煉獄杏寿郎」から僕が学んだ人が生きる意味と目的、という前提でお話していきます。
- 自分より弱者を助けるため
- 大切な人の想いを受け継ぐため
- 明るい未来を築くため
自分より弱者を助けるため
鬼滅の刃に登場する煉獄杏寿郎は、柱と呼ばれるトップクラスに強い実力者です。
柱の目的は、鬼を死滅させて平和な世の中を取り戻すこと。
平和な世の中になると、生きる意味や目的を見失う人が多いのは、それだけ「今」に満たされている証拠でもあるのですが、煉獄さんは、鬼のいない平和な世界を取り戻す以外にも、母親からの言葉を大切に生きていました。
「あなたは他の人よりも強いのだから、弱者を助けるためにその強さを活かしなさい」
これは言い換えたら、自分に与えられた才能を、自分のためではなく、誰かの役に立てなさい、ということです。
つまり、弱者を助けなさい、と。
ここは、現代に生きる僕らにとっても、1つの生きる意味や目的のヒントになるかと思います。
自分にとっての弱者とは誰なのか?は、環境や立場によって人それぞれですが、例えば、子供かもしれませんし、お年寄りかもしれませんし、部下かもしれません。
「弱者を助けるって具体的になにをすればいいの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
特別難しいことではなく、要は人に親切にしたらいいんです。
- 困っている人がいたら手伝う
- 自分ができることであれば協力する
親切にすることで、相手から感謝されたり、喜んで貰えたら合格です。
弱者を助けることが、なぜ生きる意味や目的に繋がるのか?と言えば、相手の喜ぶ顔を見ることによって、嬉しいと感じる心が僕らには備わっているからです。
相手から喜んでもらえたり、感謝されたりすると、自分も嬉しくなった経験をしたことがある方も多いと思いますが、その積み重ねが生きる意味や目的を与えてくれるのではないかと感じます。
大切な人の想いを受け継ぐため
人は死んで姿形を失っても、意志を受け継ぐ者がいる限り、生き続けると言われています。
「ちょっと何言っているのか分からないです…」と思われる方もいると思うので、詳しく解説しますね。
たとえば、鬼滅の刃の世界では、鬼のいない平和な世界を誰もが望んでいます。
そのために日々、過酷な鍛錬を積み重ね、時に大きな犠牲を出す悲しみをも乗り越えていきます。
先人たちの「鬼のいない平和な世界を取り戻したい」という想いは、子供から孫へさらに子孫へと引き継がれていきます。
煉獄杏寿郎は、母親からの意志を受け継ぎ、天寿を全うしましたが、大切な人の意志を受け継ぎ、全力でそれに応えるために今世を生きる姿勢は、多くの人々を感動させました。
作中で煉獄さんは亡くなってしまいましたが、僕らにとって煉獄さんはまだ生き続けているんです。
それは、煉獄さんの「鬼のいない平和な世界を取り戻す」という意志が、炭治郎たちに受け継がれたことを知っているからです。
炭治郎たちは、煉獄さんから受け継いだ意志がある限り、それは生きる意味や目的となっています。
明るい未来を築くため
- たとえ、「今」がどんな状況だろうと「未来」は明るいと信じて行動してきた煉獄さん。
- 自分には実現できなかったとしても、いずれ他の誰かが鬼のいない平和な世界を取り戻すことを信じていた煉獄さん。
彼は、
- 「今」の自分の行動が明るい未来に繋がるのか?
- そのために具体的に何をしたらいいのか?
考えて、行動をしてきました。
現代に生きる僕らも、「今」行動していることが、明るい「未来」に繋がっているのか?考えることはできます。
生きる意味や目的を見失う人には、明るい未来(光)が見えないのですが、それは言い換えたら、希望のない世界に生きているとも言えます。
ですが、希望は自分が信じることでしか生まれません。
煉獄さんが、「どう考えても人間よりも鬼の方が強いのだから、鬼のいない平和な世界を取り戻すことなんて無理!」と思っていたら、とてもじゃないですが、剣を持って鬼と戦う選択肢なんて持てなかったでしょう。
実際、鬼は不老不死であり、傷ついた肉体もすぐに再生します。
100人中99人は絶対に人間は鬼に勝てない、と思うはずです。
そんな絶望の環境の中でも、煉獄さんが頑張れたのは、明るい未来は必ず来る、夜明けは必ず来る、と信じてきたからです。
「今」の自分の行動が明るい「未来」に繋がっていると信じることができれば、人は希望という光を失わず前に進むことができます。
煉獄杏寿郎に学ぶ命を燃やす生き方
「心を燃やせ!」
煉獄さんのメッセージは世界中の人々を感動させました。
それは、自らが心を燃やす生き様を見せることができたからです。
- 目的が明確である
- 死を覚悟することで生を実感している
- 大切な誰かのために努力できる
目的が明確である
煉獄さんの心を燃やす生き方の1つに「目的が明確である」ことが挙げられます。
- 行動に一貫性を持てる
- 考えにブレが生じない
- 自分の信じる道を生きられる
目的が明確だからこそ、行動に一貫性があり、考えにブレが生じず、自分の信じる道を生きることができます。
ですが、目的が曖昧でぼやけていると、行動はコロコロ変わってしまうし、他人の言葉にすぐに影響されてしまうし、自分の信じる道が果たしてこれで本当にいいのか?疑うようになります。
煉獄さんの目的は「鬼のいない平和な世界を取り戻すこと」でした。
そのための手段として、鍛錬を積んだり、技を磨いたりするのであり、決して自分の強さを誰かに自慢しようとか、弱いものいじめをするためにしているわけではありません。
目的とは、言い換えたらゴールです。
ゴールを決めないと、今の自分の行動がゴールに近づいているのか、それとも遠ざかっているのか、判断することができません。
目的が明確な人は、
- なぜ「今」その行動をしているのかという問いに、瞬時に答えられるはずです。
逆に言えば、なぜ「今」その行動をしているのか?という問いに答えられなかったり、イマイチな回答しか言えない場合は、目的(ゴール)が曖昧なケースが多いです。
ゴールがどこにあるのか分からない状態で走り続けても、ゴールに辿り着く手段だけ明確にしても、いずれ体力が尽きるだけです。
自分はなにがしたいのか?
まずは、ゴールを明確にするからこそ、そのための手段が思いつくようになるわけです。
死を覚悟することで生を実感している
心を燃やす生き方とは、命が燃えていることを日々実感しながら生きている、ということです。
つまり、いずれ自分が死ぬことを意識しているからこそ、今、この瞬間を大切にすることができるわけです。
また、煉獄さんは作中でこんな言葉を残しています。
「お前も鬼にならないか?」と鬼になることを提案されたときに煉獄さんから出た言葉です。
「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ、死ぬからこそ、堪らなく愛しく尊いのだ。」
この言葉の背景には、煉獄さんの死生観が凝縮されているな、と感じます。
日頃から、どう生きて、どう死んでいくのか?考えているからこそ自然と出た言葉じゃないかと思うんですね。
平和な現代において、自分が死ぬイメージを持てない方々も多いと思いますが、歴史上死ななかった人間は1人もいません。
つまり、僕もあなたも致死率100%だということです。
いずれ迎えるロウソクが消える瞬間に備えて、
- 「今」自分がすべきことはなんなのか?
- それは、本当にすべきことなのか?
死を意識するからこそ、与えられた生、時間を大切にすることができます。
時間を大切にするとは、言い換えたら自分にとって優先順位の高いことを実践し、優先順位の低いことはやらない、ということです。
それが、命を燃やす生き方に繋がるのだと感じます。
大切な誰かのために努力できる
心を燃やす生き方とは、大切な誰かを守る時にこそ発揮されるものです。
煉獄さんは鬼から人々を守るために、日々努力を積み重ねてきたように、僕らも大切な誰かを守るために努力すると、心を燃やす生き方ができるようになります。
人は、案外自分のためには頑張れないものですが、大切な人のためだったら、頑張れたりするものです。
- 小さな子供がいるお父さん、お母さん
- 可愛い愛するペット
- 大好きな恋人
自分だけだったら、とっくに諦めてしまったことでさえも、守るべき者や、愛する存在がいると、不思議と力が心の奥から湧き上がってきます。
努力は、自分のためにするものと思っていると、それはいつしか義務になってしまいますが、努力は、自分のためだけじゃなく、大切な人を守るためにするものと思っていると、それはいつか使命になっていきます。
義務で生きる人と、使命で生きる人。
心を燃やす生き方ができる人は後者です。
まとめ:納得できる人生のために心を燃やせ!
今回は、煉獄杏寿郎に学ぶ心の燃やし方について、人が生きる意味と目的について解説しました。
- 自分より弱者を助けるため
- 大切な人の想いを受け継ぐため
- 明るい未来を築くため
漫画を1つの教材として、様々な角度から深掘りしていくことで、日常的に応用可能なレベルにまで落とし込むことができるようになります。
今回の話で、あなたが実践できそうだと思えたこと1つだけでもいいので、生活に取り入れていただけたら、生きる意味や目的を見つけるヒントになるはずです。
- 目的が明確である
- 死を覚悟することで生を実感している
- 大切な誰かのために努力できる
あまり深刻に考えずに、気軽に実践してみることがポイントです。
今日1日だけでもいいので、人に親切にしてみましょう!
「ありがとう」と感謝される生き方の実践は、あなたの生きる意味や目的を導いてくれることでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
漫画は知識の宝庫。
積極的に読んでいきましょう!
コメント