1年間の育休を取得した父親の正直な感想と復帰後の現実

高い高いする母親

突然ですが、僕は育休を1年間取得した過去があります。(2021.6~2022.5)

育休を1年間取得して得た経験は、まさに今の僕にとってはかけがえのない宝物です。

なぜなら育休を取得する前後で価値観が大きく変わったからです。

今回は、育休に興味関心のある父親に向けて、実際に育休を1年間取得した僕が、

  • 僕が育休を1年間取得した理由
  • 実際に育休を1年間取得して得た気づきや学び
  • これから育休を取得しようと考えるあなたに伝えたいこと

をお伝えしていきます。

こんな方に読んでほしい
  • 育休取得を検討中のパパ(ママ)
  • 1年間育休を取得した男性の本音を知りたい人
  • 育児に関するリアルな日常(表と裏)を知りたい人
目次

僕が育休を1年間取得した理由

結論から言うと、妻に育休を取ってほしい、とお願いされたからです。

当時の僕は、

  • 男が育休?
  • そもそも男が育休なんて取れるの?
  • 育休申請しても、断られそう

そんな知識しかありませんでした。

くりち

恥ずかしながら、妻に言われるまでは、育休を自分が取ることなんて全く考えていませんでした

今にして思えば、初めての育児で妻はとても不安だったのだと思います。

「育休を取得してほしい」と妻から言われるまで、恥ずかしながら子育てをどこか他人事のように考えていた自分がいました。

男は子供が産まれても、今まで通り働くのが普通、という常識が僕の中にあったからです。

その後、育休を取得できた旨を妻に伝えたら、飛び上がって喜んでくれました笑

さらに、1年間育休を取得したことも伝えたところ、今まで見たことないくらい感謝されました。

「え!?い、い、1年も取ってくれたの!?」と。

おそらく一生分の感謝をされたんじゃないか?と思います。

妻からの育休を取得してほしい、というお願いがなければ、僕は今まで通り職場で働き続けていたことでしょう。

そして、育児や家事は妻に任せ、自分は働いているのだから、と険悪なムードの中で子育てをすることになっていたことでしょう。

1年間育休を取った僕だからこそ言えることがあります。

それは、子供が産まれたら世の男性すべて育休を取ることを優先してほしい、ということです。

極端な意見だと思われるかもしれませんが、その理由をこれからお話していきます。

世の父親みんな育休を取得するべき理由

結論から言うと以下の通りです。

男性が育休を取得すべき理由
  • 育児や家事の体験は仕事以上にハードワークであることが分かるから
  • 自分の自由に使える時間がないことを知るため
  • 妻との会話を増やすため
くりち

育休中のリアルな本音をお伝えします

育児や家事の体験は仕事以上にハードワークであることが分かるから

育児や家事が、これほど大変なことだとは正直想像もしていませんでした。

これを言ってしまうと、働くお父さん達の反感を買ってしまうかもしれませんが、あえて断言します。

育児や家事は、会社で働く以上にハードワークです

ぶっちゃけ、僕は会社に出勤して働き続ける方が、はるかに楽だと思いました。

「これだったら、働いている方がマシだよなぁ〜」と、育休中は、何度も何度も何度も思いました。

加えて、重要なことをお伝えします。

これほど過酷な働きをしても、育児を頑張るお母さんには1円も時給が発生しません。

労働に対して、お金が支払われる社会の仕組みは、残念がら育児や家事には当てはまりません。

  • どんな睡眠不足になろうが
  • どんな体に不調が出ようが
  • どんな頑張ろうが

それを認めて評価し誉めてくれる人は、誰もいません。

育児を知らないパパたちは、妻は1日中家にいるのだから、俺の方が大変に決まっているだろ!と思うかもしれません。

ですが、その考えは間違いなく夫婦間に溝を作ります。

なぜなら、僕が妻の立場であれば、確実にデスノートに旦那の名前をフルネームで書き込むからです笑

そんな僕も、恥ずかしながら、育休を取得して朝から晩まで24時間育児に携わる経験をしていなければ、世間のパパたちと同じように、自分の方が妻よりも大変だと考えていたことでしょう。

ですが、僕はどちらも経験したからこそ分かるんです。

育児を朝から晩まで頑張る方が大変です。

パパには、休憩時間があるかもしれませんが、ママにはそんなものはありませんから。

赤ちゃんの都合によって、簡単にやりたい作業があっても中断されるし、育児だけじゃなく家事も並行してこなすスキルがないと、家の中はカオスになります。

  • 家の中を綺麗に掃除したくても、できない現実があります
  • 家事をしたくても体力的に不可能なこともあります
  • 外出したくてもできないストレスから旦那にキレることもあります

自分の自由に使える時間がないことを知るため

育児中って、本当に自分の自由に使える時間がありません。

「24時間家の中にいるだけなのに!?」と驚かれる方もいるでしょう。

ですが、経験していないパパが発言した場合、その言葉は命取りになります。

家の中は見えませんよね?

見えない家の中では、毎日戦争が勃発しているんですよ

くりち

しばらくの間は、睡眠不足との戦いになります

赤ちゃんの都合に合わせる必要があるので、朝だろうと夜だろうと関係なく、まして自分が眠たい時も関係なく起こされます。

結果、極度の睡眠不足になります。

睡眠不足になることで、うつ病をはじめとした精神疾患にも罹りやすくなると言われています。

実際、僕の妻は赤ちゃんが産まれてマタニティブルーズになりました。

「育休を取得したら、1日中赤ちゃんとずっと一緒にいられて幸せ〜!」と思うのは、まさに夢見るアイドルに憧れる小学生と同じで、アイドルの光り輝く美しい場所しか見えていないのと同じです。

現実は、想像と違います。

幸せな面もありますが、同時に辛く苦しく、過酷な現実もあります。

何か作業に集中したい時でさえ、すぐに作業が中断せざるを得ないことなど日常茶飯事です。

特に子供が産まれてからの半年間は、ほとんど自由に使える時間がないと思ってください。

自由に使える時間がないって言うのは、つまり息抜きするための時間、リラックスするための時間が皆無ということですからね。

そんな中で、旦那さんに愛想よくコミュニケーションができる妻なんてこの世にはおそらくいないはずです。

旦那さんは、毎日赤ちゃんとずっと一緒にいられる妻を羨ましいと感じるかもしれませんが、それは表面的な部分だけの光の場所しか見ていないからです。

毎日赤ちゃんとずっと一緒にいたら嫌でもわかります。

全く自由な時間がないじゃないか〜〜〜!と。

精神を病んでしまう方や、本当はいけないことですが、虐待をしてしまう方の気持ちが分かります。

それほど、自分の自由に使える時間がないことはストレスになります。

くりち

だからこそ、育児には協力者の存在が必須です!

妻との会話を増やすため

片方が仕事で、片方が育児をしていると、どうしても会話の回数は減ってしまいます。

お互いがお互いの立場を想像することはできるかもしれませんが、それでも相手の立場になることができない以上、相手を思いやる気持ちにも限度があります。

その結果

「俺の方が働いているんだから大変なんだ!」

「私は1日中赤ちゃんの面倒をみているのよっ!」

などと口論に発展してしまうこともあるでしょう。

家の中にずっと赤ちゃんと一緒にいるお母さんには、誰も話し相手がいないことを知ってほしい。

1日中、ずっと家の中に引きこもり、誰とも会話ができず、自分の好きなこともできない。

夫婦で育児に携わることは、育児の負担を軽減する意味ももちろんありますが、僕はそれ以上に妻との会話を増やすことに価値があるんじゃないかと思います。

会話の時間が増えれば、それだけ孤独な時間からは解放されるからです。

同じ育児という経験をすることによって、相手に対する感謝の気持ちも自然と持てるようになるし、共通の話題があるので、夫婦の仲を深めることもできます。

会話不足は、確実に夫婦の仲を悪化させる要因になります。

別居している夫婦に会話がないことからも明らかなように、会話の回数が減ることは、夫婦の崩壊を意味します。

育休を取得する前に知っておきたいこと

育休を取得すべき理由はわかりました、と。

でも、実際に育休を取得できる環境じゃないんだよね、と言いたい気持ちも分かります。

ただ、残酷な意見を言わせてもらえるとすれば、育児から逃げるための口実などいくらでもできる、ということ。

逆に、育休を取得するために、努力している姿勢が妻に伝われば、たとえ育休を取得できなかったとしても、その姿勢は伝わると思います。

問題なのは、初めから男が育休取るなんて無理!と決めつけて、育児や家事をすべて妻に丸投げしてしまう行為です。

育休を取得することは無理ではないし、法律上も認められている制度です。

では、なぜ育休を取得することに抵抗を感じる男性が多いのか?

男性視点での意見をお伝えしていきます。

育休取得までのハードル

まず、男性が育休を取得する考えは一般的ではありません。

令和の時代になっても、いまだに育児は女性の役割と思う古い価値観で生きている大人はたくさんいます。

実際、僕も育休を取得する旨を伝えたら、「そんなに休んで何するの?」と言われました。

堂々と「育児です!」と答えましたが笑

古い価値観を常識と信じている層は一定数いますが、常識よりも大切なことはあなたの気持ちに素直に従うことです。

「育休取得したいけど、難しいだろうなぁ〜」と思う背景にあるものを、一緒に考えてみましょう。

  • 周囲に男性で育休取得したケースがない、という知識不足
  • 復帰後の自分の居場所がなくなるんじゃないか?という恐怖
  • 働かないと生活できないでしょ!という思い込み

周囲に男性で育休取得したケースがない、という知識不足

僕の職場ではそもそも男性で育休を取得したケースがゼロでした。(前例なし)

過去にも男性で育休を取得したケースは皆無だったようです。

女性の多い職場であることも要因として考えられますが、それでも男性で育休を取得しようと思い実際に取得に至るケースは極めてレアケースであることは確かです。

ですが、それは単に自分の職場限定の話です。

世の中には、男性でも普通に当たり前のように育休を取得している会社もたくさんあります。

自分の職場がすべてだと勘違いしてしまうと、何か自分は悪いことをしているんじゃないか?という不安を感じるものですが、おかしいのは育休を取得したいと思っても気軽に言葉にできない会社の雰囲気です。

ちなみに僕は、男性でも法律上育休を取得することは何も問題がないことを知りましたので、「男で育休取るなんて聞いたことないよ!」と言われても、法律上は認められている旨を伝えたところ、相手は黙りました笑

不安の正体の多くは、自分の知識不足であるケースが多いので、育休に関する知識を身に付けたら、会社は育休を断ることができなくなります。

とは言っても、そんな喧嘩腰で与えられた育休を使っても、復帰が怖い、と考える男性も多いと思います。

復帰後の自分の居場所がなくなるんじゃないか?という恐怖

正直、僕にも復帰後のことは大丈夫かな?という気持ちはありました。

具体的に言えば、

  • 給料を減らされるかもしれない
  • ボーナスも支給されないかもしれない
  • 左遷されるかもしれない
  • 部下が上司になっているかもしれない
  • 人間関係が悪化するかもしれない

ですが、これらは自分が勝手に作り上げた妄想に過ぎません。

〜かもしれない、なんてものはまだ現実に起きていない仮想に過ぎません。

まだ実際に起きてもいないことで思い悩むのは、時間の無駄でしかないと思ったので、そうなったらそうなった時に考えればいいや!と開き直ることにしました。

仮に復帰後、会社に自分の椅子がなくなっていたとしたら…

転職すればいいだけの話ですし、たいした問題じゃないと考えるようになりました。

現在、僕は職場復帰しましたが、「おかえりなさい!」と祝福こそされたものの、嫌味を言う人や、嫌な顔をする人は誰もいません。

むしろ、この1年間どんな経験をしたのか?興味ある人が多かったのもあり、こうしてブログを書くことにしました。

働かないと生活できないでしょ!という思い込み

育休中は、条件を満たせば育児休業給付金が支給されますので、全くの無収入になるわけではありません。

条件に関してはこちらの記事が参考になります。

フルタイムで働くよりは収入は減ってしまいますが、生活するのに困ることはないと思います。

育休中の税金の支払いが免除されることも大きいです。

世の中には、育児休業給付金の存在を知らず、育休を取得するとその間、無収入になってしまうと思い込んでいる男性がたくさんいます。

これも、知識不足が原因です。

世の中には、知って得する情報もあれば、知らないで損する情報もたくさんあります。

そして、どちらの情報も勝手に誰かが親切に教えてくれるなんてことはありません。

自ら主体的に情報を取りに行く姿勢がなければ、知って得する情報も、知らないで損する情報も得ることはできません。

くりち

使える制度は積極的に活用しましょう!

育休を1年間取得した僕が学んだこと

さて、ここからは、実際に育休を1年間取得した僕が学んだことをお伝えしていきます。

結論から言うと以下の通りです。

育休を1年間取得した僕が学んだこと
  • 子供の成長を側で見守る喜び
  • 思い通りにならない育児に対する感情との向き合い方
  • 働くだけじゃないもう一つの人生
くりち

正直、会社で働く以上のことが学べました

子供の成長を側で見守る喜び

基本的には、24時間ずっと我が子と一緒にいるので、常に近くで子供の成長を見守ることができました。

最初は、20mのミルクを飲むのさえ1時間以上かかったこともありましたが、それがいつしか数分で完飲するようになったり、寝返りいつするんだろう?と思っていたら、頑張って何回も何回も寝返ろうとしてついに寝返りに成功したり、プルプル震える足で伝い歩きするようになったり、1年間での子供の成長を近くで見守る喜びを実感できました。

もちろん、良いことばかりじゃなく大変なこともありましたが、赤ちゃんの笑顔を見るたびにリセットされました。

会社で働く生活を続けていたら、我が子の成長を深く観察することは難しかったと思います。

思い通りにならない育児に対する感情との向き合い方

人間関係全般に共通して言えることですが、子育てにおいても自分の思い通りにいかないことは山ほどあります。

  • ミルクを飲んでくれない
  • いつまでも泣き止んでくれない
  • 言うことを聞いてくれない

どうしても、イライラしてしまう自分の嫌な部分と向き合うことになります。

我が子なのに、時に本当に嫌になってしまうこともあります。

世の中には、精神的に追い詰められて我が子を虐待してしまう親や、無理心中してしまう親もいますが、初めてその気持ちが分かりました。

育児は、協力者の存在がないと、綺麗事抜きに本当に過酷です。

僕も一時期睡眠不足が続いて、倒れたことがあります笑

  • なぜ、こんなにイライラするのか?
  • もっと穏やかな気持ちで育児できないのか?

育児を通して自分の感情と向き合う機会はたくさん訪れます。

その度に、育児している親が、実は子供に育てられているんじゃないか?と感じることがしばしばあります。

1年間の育児を経験すると、不思議ですが寛容な気持ちになれます。

例えば、子供がギャン泣きしている姿を見ても不快な気持ちになりません。

以前の僕であれば、うるさいなぁ〜、親がきちんとしつけをしないからだ!とか思っていたのですが、今は一生懸命何かを伝えようとしているんだね、親も頑張っていてすごいよなぁ〜と思います。

子供や世の中の親に対する見方が以前よりも温かく、優しくなったのを感じると同時に、普通の大人と接する際も、この人にも可愛い赤ちゃんの時期があったんだなぁ〜と想像をしてはなんだか心がポカポカする自分がいます。

働くだけじゃないもう一つの人生

1年間の育休はあっという間に過ぎ去ってしまいましたが、この1年間は僕が今まで生きてきたどの1年間よりも濃密な時間でした。

結果的に、育休は娘から僕への最高のプレゼントでした。

働くことで得られたはずのお金は失いましたが、代わりにそれ以上の財産をいただきました。

育児の経験を、世の中のママは普通に当たり前のようにしていることを思うと、本当に母は強しだよな、と思います。

育児を当たり前のようにこなすお母さんは、たとえ社会から認められなかったとしても、偉大であり、尊敬しかありません。

多くの男性が、育休を取得し育児に携わる社会が常識になれば、

  • 育児って大変じゃない?
  • こんな大変な思いをして子供を育てているのだから、もっと評価されても良いんじゃない?
  • 孤独にならないように、もっと自由な時間を作ってあげたほうがいいよね!

なんて意見も飛び交う日が来るかもしれません。

働くことでは得られない日常が、育休を取得すれば実現可能になります。

僕は、働くのが当たり前だと思って生活してきたのですが、何も働くことだけが社会貢献ではないことを知りましたし、もっと自由な生き方があってもいいと考えるようになりました。

何より、長時間我が子と向き合う過程で、自分の未熟さを痛感します笑

赤ちゃんも初めてのことだらけですが、親も初めてのことだらけですから。

くりち

多くの親は忘れがちですが、赤ちゃんも0歳なら、親も0歳なんです

これから育休を取得しようと考えるあなたに伝えたいこと

育児は楽しいです。

ですが、それは育児の側面であり、楽しいだけではなく辛く、苦しく、悲しい現実もあります。

光あれば影があるように、育児にも楽しい光の部分もあれば、辛い影の部分もあります。

これから育休を取得しようと考えるあなたに僕が伝えたいことは以下の通りです。

育休を取ろうと考えるあなたに伝えたいこと
  • 育休は休みではなく育児に特化して行動するための制度
  • 赤ちゃんと共に学び成長していく姿勢
  • 妻に依存せず主体的に動く自発性
くりち

僕の育児経験1年間の集大成をお伝えします

育休は休みではなく育児に特化して行動するための制度

時々、育休=休日と勘違いして、育休を取得したら自分の好きなことができる、と考えている男性もいるようですが、その考えは、もれなく妻から地獄へ招待されることになりますので注意してください笑

育休は、育児に専念するための制度であり、自分のためではなく赤ちゃんのために時間を使うためのものです。

赤ちゃんを優先して自分の時間を全て犠牲にしろ!なんてことは言いませんが、必然的に赤ちゃんを優先することになるので、結果的に自分のための時間はほぼなくなると考えてください。

赤ちゃんが寝たら、それから自由時間と考える方も多いと思いますが、僅かな音に敏感に反応して目覚めることや、夜泣きの度に作業が中断されることも珍しくありませんので、長時間何かに作業することはできません。

なので僕は、赤ちゃんと同じく早く寝るようにしました。

10時に寝て5時〜5時半に起きます。

そして翌日早起きをしてから、自分の好きなことに時間を使うスタイルになりました。

ちなみに、復帰後も早寝早起きの習慣は続いています。

赤ちゃんと共に学び成長していく姿勢

赤ちゃんが0歳ということは、親も0歳ということです。

つまり、右も左も分からないことだらけの生活に突入することになります。

事前に勉強することは大切ですが、それ以上に赤ちゃんと共に学び成長していく姿勢の方が大切だと感じています。

活字を真剣に読んで学ぶことももちろん重要ですが、マニュアル通りに全てが上手くいかないのが育児です。

活字を見るあまり赤ちゃんの表情を見ることを忘れてしまうと、本末転倒です。

  • 分からないこと
  • 疑問点
  • 困っていること

それらが学ぶサインであり、何を学んだら良いのかを教えてくれます。

最初は、なぜ赤ちゃんが泣いているのか?分からないのですが、徐々に予測できるようになってきます。

とは言っても、完全に泣いている理由を判断できるなんてことは無理ですが…

それでも、ああじゃないか?こうじゃないか?と考えたり、赤ちゃんを観察して想像したり、書籍で原因を紐解いてみたり…

赤ちゃんを育てる親が、実は1番学んでいます。

失敗続きで嫌になることもありますし、余裕を失うと赤ちゃんに辛く当たってしまうこともあるでしょう。

ですが、赤ちゃんも0歳なら親も0歳であることを思い出しましょう。

共にまだまだ未熟なんです。

赤ちゃんだって一生懸命なように、親も真剣です。

妻に依存せず主体的に動く自発性

育児は仕事と同じで、自ら主体的に考え動く必要があります。

言われないと動けない人材は評価が低いように、育児においても言われないと動けない夫では妻からの評価が低くなります。

妻からの評価が低くなる、というのは家の中の雰囲気が悪化することを意味します。

反対に自ら積極的に動いて、育児を率先してこなせるようになると、比例するように妻の機嫌も良くなります笑

妻ができることは、自分もできる!と考え、どんどんできることを増やしていくことで妻の負担を減らすことがポイントです。

せっかくの育休を取得しても、育児に参加せずにゴロゴロしている男性もいるようですが、間違いなく妻から殺意を持たれることは確実ですし、ただでさえ大変な育児に旦那の面倒なんてみる余裕などありません。

くりち

1日妻がいなくても赤ちゃんの面倒をみられる夫が理想です

まとめ:育児は立派な社会貢献。育休でもう1つの人生を歩もう!

今回は

  • 僕が育休を1年間取得した理由
  • 実際に育休を1年間取得して得た気づきや学び
  • これから育休を取得しようと考えるあなたに伝えたいこと

これらを解説しました。

育児は、立派な社会貢献であり、会社で働く以上のことが学べる貴重な経験をすることができます。

僕が育休を取得した理由は、妻からお願いされたから、という消極的なものではありましたが、育休を取得してからは積極的に育児に参加しました。

その過程で学んだことは

  • 子供の成長を側で見守る喜び
  • 思い通りにならない育児に対する感情との向き合い方
  • 働くだけじゃないもう一つの人生

近くにずっといるからこそ分かる喜びもあれば、辛い現実もありました。

世の中で報道される辛い虐待などのニュースを、決して他人事ではないと思えるようになったのは、自分が育児を経験したからであり、協力者の存在が身近にいたら、また違った結果を迎えることができたんじゃないか?などと考えるようにもなりました。

これから育休を取得しようと考えるあなたに伝えたいことは、

  • 育休は休みではなく育児に特化して行動するための制度
  • 赤ちゃんと共に学び成長していく姿勢
  • 妻に依存せず主体的に動く自発性

育休をせっかく取得しても、気分はバカンスでは妻から激怒されて当然です。

何のための育児休暇なのか?考える必要があり、自分のためではなく、我が子のために頭も体力も使うハードワークだと心得てください。

決して甘いものではありませんが、育児経験をすることで、世の中の多くのお父さんよりは、頼れる人材になれるはずです。

育児も仕事と共通する部分があるので、主体的に考え動いて、改善する作業が欠かせません。

全て妻に任せきることは、妻から自由な時間を奪い去る行為と同じですので、そのことを念頭に行動していくことが大切です。

以上、僕の育休の経験が、育休を取るきっかけになったり、これから育児経験するための参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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