ここ最近は、YouTubeで勉強する方を多く見かけるようになりました。
あなたも、もしかしたらYouTubeをメインに勉強している1人かもしれませんね。
- わざわざ読書するなんて面倒臭い
- テキストで勉強するよりも動画や音声の方が理解しやすい
- 読書なんてせずに、本の要約チャンネルを見たら十分
という方もいると思います。
僕も、活字でビッシリ詰められた文字を見ると、活字アレルギーを起こしてしまうほどに読書が苦手でしたし、分厚い本を長い時間をかけて読むよりも、要約したものを見た方が効率が良いと考えていた時期もありました。
ですが、今では読書をしないと気持ち悪くて眠ることができないほど、読書が好きになってしまいました。
そこで、今回は読書が苦手だった僕が、読書好きになった理由と、読書をすることによって得られたメリットを解説していきたいと思います。
この記事を読むことで、あなたも今すぐに読書をしたくなると思いますので、是非、最後まで楽しんでいただけたらと思います。
それでは、始めていきたいと思います。
読書が苦手だった僕が読書好きになった理由
結論から言うと以下の3つです。
- 入口は漫画から始まった
- 自分が無知であることを痛感した
- 知識を増やすことで不安が減った
入口は漫画から始まった
元々僕は、読書が苦手なタイプでした。
小学生の頃、学校の宿題である読書感想文は、全てあらすじを見て想像して書いていた位、僕は読書が苦手でした。
- 活字を読んでも、全く頭に入ってくる気がしない
- 1ページ読むだけで睡魔に襲われる
- わざわざ読書なんてせずとも、学校で勉強しているのだから十分
当時の僕です笑
そんなある日…
進路を選択する時期になりました。
将来のことを考えたときに、自分には夢や目標、やりたいことや就きたい職業が全くないことに気づきました。
誰もが1度は通る道だとは思うのですが、先生から「将来の夢は?」「就きたい仕事ややりたいことは何かないのか?」などと言われても、パッと思いつくものではありません。
進路に悩み、将来に不安を抱え、焦りと緊張が入り混じる中、やや自暴自棄になっていた僕に、ある日、父がそっと机の上に漫画を置いてくれたんですね。
おそらく、本を読まない僕の性格を知っていたので漫画を選んでくれたと思うのですが…
その漫画とは手塚治虫のブッダという本でした。
今振り返れば、あの出来事が僕が読書嫌いから、読書好きになるターニングポイントでした。
自分が無知であることを痛感した
「机の上に置いてある本どうしたの?」と父に尋ねても、
「古本屋で見つけてきた」と一言。
元々寡黙な父です。
どんな意図かは不明でしたが、父なりのメッセージがこの本には込められているんじゃないか?と思った僕は、試しに数ページだけ読んでみようと思ったんです。
その結果…
- 世の中には自分の知らない世界が山ほど存在していることを知った
- 学校で教わること以外にも重要なことがあると知った
- 物語の主人公になっているかのような疑似体験をした
気づけば、すでに2時間は過ぎていました。
漫画とは言え、僕は活字は嫌いだったので、2時間も集中して本に没頭した経験はありませんでしたから、妙な達成感がありました。
幸い、全巻全てが机の上に置いてあったので、僕は学校から帰ったらすぐに手塚治虫のブッダを読むために部屋に引きこもりました。
全巻を読み終えた僕は、不思議と日常で考えることが日に日に増えていくことを実感するようになりました。
例えば、
- 自分が将来に対して不安なのは、少ない選択肢から選ぼうとしているからなんじゃないか?
- 知るための努力を今までしてこなかった自分にも責任があるのではないか?
- 毎日数ページでも読書することで、知識が増えれば選択肢も増えていくんじゃないか?
今までの自分からは想像もできないようなことを、日常的に考えるようになったので、これも読書を通して得られたメリットの1つだと思います。
知識を増やすことで不安が減った
読書するようになって、徐々に知識が増えてくると、自分の中での選択肢も比例して増えていくのが分かりました。
将来の夢や目標がないのは、単に知識が不足しているために、狭い選択肢の中から無理やり決めようとしているからだと考えられるようになりました。
大事なことは、
自分の狭い選択肢の中から、どれにしよう?と悩むことではなく、そもそも自分の中の選択肢を増やすことによって、より自分に適した選択肢を選べるように努力することです。
例えば、世の中には星の数ほどの仕事があります。
その中から、自分がやりたい仕事を選ぶわけですが、当然自分が知っている仕事しか選ぶことはできません。
本当は、それ以外にもたくさんの仕事があるのに、です。
不安は知らないことから生まれます。
だとしたら、解決法はすごくシンプルで、知るための行動をしたらいいわけです。
そのための解決手段の1つが読書です。
人生の選択肢が増えることにより、より自分らしく生きることができるようになる。
これが、僕が読書好きになった最大の理由です。
読書することのメリット
では、続いて読書することのメリットですが、僕は3つあると考えています。
- 語彙力が増えることにより想像力が豊かになる
- 豊かな想像力が相手への思いやりの心を育む
- 思いやる心で接する結果、人から愛される
語彙力が増えることにより想像力が豊かになる
人は言葉がないものを想像することはできません。
「リンゴ」という単語を知らないと、「リンゴ」がなんなのか分かりませんよね?
つまり、人は言葉にできないものは、その人にとって存在しないことと同じなんですね。
これって、ある意味チャンスだし、恐ろしいことだし、興味深いことです。
なぜなら、たくさんの言葉を知っている人から見る世界と、それほど多くの言葉を知らない人から見る世界とでは、同じ地球上で生活していても、別次元のレベルで世界が変わってしまうからです。
例えば、虹色を見て「赤」「橙」「黄」「緑」「青」「藍」「紫」の7色を僕らは見分けることができると思うのですが、実は人種によって見え方は異なります。
ロシアやインドネシアでは4色で、ドイツ、フランス、中国、メキシコでは5色に見える、というデータもあります。
色は世界共通だと思っている方もいますが、見え方に差が生まれてしまうのは「言葉」による語彙力の差も含まれていると僕は考えています。
つまり、たくさんの「言葉」を知っていれば知っているほど、想像力も豊かになる、ということです。
読書をすれば、語彙力を確実に増やすことができるようになります。
豊かな想像力が相手への思いやりの心を育む
想像力が豊かになると、さらに良いことがあります。
それは、思いやりの心が育つことです。
思いやりの心とは、相手の立場になって想像する行為のことです
例えば、「こんなことされたら傷付くだろうなぁ〜」と相手の立場になって考えることができるのは、思いやりの心があるからです。
思いやりの心は、優しさと表現されることもありますが、優しさとは言い換えたら、相手の立場でものごとを想像する力ともいえます。
想像するためには、材料となる「言葉」が必要です。
つまり、言葉を普段から仕入れることにより想像力が磨かれ、豊かな想像力からは、思いやりの心が育つわけです。
思いやる心で接する結果、人から愛される
読書することで、人から愛されるようになる、と言ったらあなたは驚きますか?
個人的な体験談ではありますが、僕は職場結婚をしました。
元々モテるタイプではありませんでしたし、どちらかと言えば、結婚しないで人生を終えると思っていました。
そんな僕が結婚できたのは、読書による影響が極めて大きいと感じています。
なぜこの人は、こんな行動をするのか?
働いていると、人間関係で頭を抱える機会は学生時代とは比較にならないほど増えましたが、その度に僕は読書によって問題を解決してきました。
本の中には、今の僕と同じように悩み、苦しみ、葛藤していた偉人たちの知恵のエッセンスが詰め込まれています。
ピッタリの答えが見つからなくてもヒントはたくさんありましたから、僕はそれらを1つ1つ実験していったんですね。
- 相手の立場になってものごとを考えられる想像力が磨かれるから
- 想像力は言葉と言葉の組み合わせにより無限に鍛えることができるから
- 先人たちの解決法のエッセンスが凝縮されているから
人から愛されるのも、突き詰めていくと、相手の立場になってものごとを考えられる人かどうか?
ここが本質的な答えになると思います。
そして、相手の立場になってものごとを考えるためには、想像力が必須になります。
想像力は語彙力がないと生まれないので、語彙力を増やすためには言葉を知る必要があります。
そして、言葉を知るためには読書が最適なんですね。
1日1ページだけでも読書を続けていったら、それだけでも人生は確実に良くなります。
まとめ:読書は現代における最強の魔法のアイテム
今回は、読書が苦手だった僕が、読書好きになった理由について解説しました。
- 入口は漫画から始まった
- 自分が無知であることを痛感した
- 知識を増やすことで不安が減った
人は知らないことを想像することができず、想像できないことは実現しません。
限られた狭い選択肢の中から選ぶことよりも、そもそも選択肢を増やすために読書は大変役立つツールです。
体に栄養が必要なように、頭にも知識という栄養が必要不可欠であり、頭の栄養は読書によって言葉を補うことにより補給することができます。
また、読書することのメリットについても解説しました。
- 語彙力が増えることにより想像力が豊かになる
- 豊かな想像力が相手への思いやりの心を育む
- 思いやる心で接する結果、人から愛される
読書しなくても、生きるに困りません。
生活に重要な支障を及ぼすものでもありません。
ですが、読書することによって受けられる恩恵はたくさんあります。
- 読書することによって、扱える言葉が増えます
- 言葉が増えると語彙力も増え、語彙力に比例する形で想像力も豊かになっていきます
- 想像力が豊かになることで、相手に対する思いやりの心を育むことができ、最終的に相手の立場になりものごとを考えられるようになった結果、愛される人間になります
読書は単なる知識を増やすだけのアイテムではなく、実生活に強く影響を及ぼす、場合によっては今までの人生を180度変えてしまうほどの魔法の力を持つアイテムでもあるんですね。
ぜひ、読書を生活に取り入れることで、これらのメリットを受け取っていただけたらと思います。
まずは、気軽に本屋へ行って興味あるジャンルの本をなんでもいいので、読んでみてください。
僕の最初の読書好きになるきっかけは漫画だったように、漫画から読書が好きになっていくケースもありますから、読書へ抵抗がある方は、漫画から始めてみると良いかと思います。
最後に、僕が読書好きになるきっかけを与えてくれた父に感謝し、今回の記事を終えたいと思います。
ありがとうございました。
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