本は立ち読みしてはいけない!?本を借りずに必ず購入すべき理由

自宅での読書

読書する方には、本代の出費ってバカになりませんよね?

  • 本は買わないで立ち読みすれば節約できるじゃん!
  • 本屋で読み放題の本をわざわざお金を払う意味が分からない…
  • 本は買うより図書館で借りる方が賢いと思う

という方もいると思います。

実は僕も、お金が勿体ない、という理由で本屋で立ち読みをしていた時期がありました。

読んだ本のタイトルと、読み終えた本のページ数をスマホで記録しておけば、続きはまた別の本屋で読むことができるからです。

そんな僕でしたが、今はほとんど立ち読みすることがなくなり、また図書館で借りることも、人から借りることも無くなりました。

今回は、なぜ僕がそのように変わったのか?

立ち読みせずに、本を購入するようになった背景にはなにがあったのか?

詳しくお伝えしていきたいと思います。

記事を読み終える頃には、身銭を切って本を買いたくなるはずです。

それでは、はじめていきます。

目次

本を立ち読みしてはいけない理由

結論から言うと以下の3つです。

  • 自分の都合しか考えていないから
  • お店や、著者にメリットがなにもないから
  • 本は無料で読めるものと勘違いしてしまうから

自分の都合しか考えていないから

過去の僕は、朝から晩まで本屋で本を読んでいた時期がありました。

1日中、自由な時間に好きなだけ、しかも無料で大量の本を読める環境は、まさに読書好きの僕にとってはディズニーランドのようなものでした。

ですが、ある時、お店の人と目が合い、ものすごい睨まれてしまいました。

言葉は発せずとも、雰囲気でお店の方が何を言いたいのか伝わってきました。

「また、こいつか!」

僕としては、商品を万引きしているわけではないし、誰にも迷惑をかけていないのだから、別にいいじゃん!と考えていたのですが、お店の方の立場になって考えてみたんですね。

そしたら、本も買わずに朝から晩までタダ読みして帰る嫌な客だと思えてきたんです。

くりち

自分の都合でしか考えてなかったんだな、と反省しました

そんな体験があり、日常を振り返るとまた違った景色が見えるようになりました。

例えば、忙しいお昼にいつまでも居座り続ける客がいますが、店内で待っている方がいたら、急いで食べて会計を済ませる方が、お店の方も、店内で待っている方にも喜ばれます。

自分の都合でしか、ものごとを考えることができないと、自分がいかに得するか?ばかり考えるようになって、相手が得することは考えなくなってしまうんです。

結果、嫌なやつになり、周囲から嫌われてしまう、と。

別に嫌われても構わない、というのならいいのですが、人から嫌われると多くのチャンスを失うことにもなります。

おまけに、彼女もできません。

お店や著者にメリットがなにもないから

立ち読みすることで、気に入った本を購入するのならいいのですが、そもそも購入する気が一切なく、はじめから無料でタダ読みして帰ろうとする気満々だとしたら、考えを改める必要があります。

あなたにとっては得なことだったとしても、お店や著者にとっては損だからです。

ビジネスの世界では、ウィンウィンの関係が理想と言われることがありますが、これはお互いにとってメリットがある関係性を表しています。

つまり、あなたも得するけど、私も得するので、お互い様ですよね、という関係性のことです。

これは、ビジネスに限った話ではなく、人間関係にも共通して言えることです。

夫は得するけれど、妻は損するとしたら、妻の怒りのボルテージは上昇することは目に見えていますし、片方が得して片方が損する関係というのは、決して長続きしないものです。

例えば、あなたがケーキ屋さんへ行くとしましょう。

「このケーキもっと安くしてくれない?」と、値切りに成功したとします。

あなたは、200円のケーキを150円で買えたとします。

つまり50円得したわけです。

けれど、お店側は50円損しているわけです。

利益が続かないビジネスはいずれ崩壊していきますので、結果、ケーキ屋さんは経営困難に陥り、潰れてしまう、と。

おいしかったケーキをあなたは2度と食べることができなくなってしまうわけです。

自分の都合でしか考えていないと、このように相手を知らず知らずのうちに不幸にしてしまうことがあるんですね。

一生懸命に命を削って書いた書籍が、無料で読まれてしまうと、著者にお金が払えなくなってしまい、結果的に執筆業を続けることが難しくなってしまうわけです。

くりち

みんながみんな、ONE PIECEを無料で読んだら
来週のONE PIECEが読めなくなるようなものです

本は無料で読めるものと勘違いしてしまうから

本の立ち読みに慣れてしまうと、わざわざお金を出してまで本を買おう!と思う気持ちが薄れていきます。

1回読み終えた本を、繰り返し読む人はあまり多くいません。

無料で読める本を、有料で読む必要性が理解できなくなった結果、本の価値は低下していきます。

なぜなら、人は無料のものには価値を感じない性質があるからです。

本来、価格と価値は必ずしも比例するものではないのですが、1500円の本よりも、10万円の教材の方に価値を感じてしまう傾向が、僕らには少なからず備わっています。

無料で読める本をお金を出してわざわざ買うのは、バカだと思う方もいるかもしれませんが、それはあまりにも自分都合での解釈に過ぎず、自分が得すれば相手は損しても構わない、という思考になってしまいます。

自分がよければ相手のことなんてどうなってもいい

果たして、こんな思考を持った人と、あなたは友達になれますか?

この人と一緒に付き合いたいと思えるでしょうか?

知識を与えてくれた対価としてお金を支払うのは、相手に対する敬意であり感謝であり、マナーでもあります。

本は図書館や人から借りる方が得すると考えている人の落とし穴

本屋での立ち読みが、お店側や著者にメリットがないことは分かったけれど、図書館や人から借りるならいいんじゃないの!?と思われる方もいるかもしれませんね。

結論から言えば、僕はお勧めしません。

理由は以下の通りです。

  • 借りた本(無料)よりも買った本(有料)から人は真剣に学ぶから
  • 本を返却する時間と労力が無駄だから

借りた本(無料)よりも買った本(有料)から人は真剣に学ぶから

無料で手に入れた本と、身銭を切って購入した本では、後者の方が人は真剣に学ぼうとします。

お金を払った以上は、元を取りたい!と思うからです。

人は無料のものには価値を感じない、または感じづらい傾向があります。

例えば、無料のセミナーに参加する場合と、有料のセミナーに参加する場合は、明らかに有料のセミナーに参加した時の方が真剣になると思います。

有料のセミナーに参加しているのに熟睡している方は、ほとんどいないはずです。

みんな真剣にメモすると思いますし、積極的に質問もするでしょう。

反対に、自分でお金を払っていないと、講義に価値を感じることができずに熟睡する大学生のようになってしまいます。

本を返却する時間と労力が無駄だから

図書館で本を借りた場合は、当たり前ですが返さなくてはいけません。

期限が近づくと返却する義務が発生します。

「目の前が図書館です」という場合はいいのですが、そうでない場合は、自分の時間単価を考える必要があります。

時間単価とは、自分の時給を考えてそれに見合う行動をすることです。

例えば、自分の時給が1000円だったとします。

図書館までの片道が車で15分だった場合。

往復で30分使うことになります。

つまり、この場合500円の価値を失ったわけです。

無料で本を読めてラッキーだと思っていたとしても、時間単価の視点が抜けていると、知らず知らずに損をしていることになります。

本はタダで借りることができたとしても、自分の時間はタダではありません。

また、レンタルしたものを返す手間は、忙しい現代人にとっては大きなストレスになります。

本は好きだけど、図書館まで行って借りて、読み終えたら返却するのが面倒だから、図書館には行かなくなった、という方もいましたが、今はKindleという素晴らしいサービスもありますからね。

自宅にいながら1クリックで気軽に読めるので、僕のような引きこもり体質の方にはお勧めですよ。

まとめ:本は借りずに買うことで得られる知識は何倍にも増える

今回は、本を立ち読みしてはいけない理由と、本は図書館や人から借りる方が得すると考えている人の落とし穴について解説しました。

本を立ち読みしてはいけない理由は

  • 自分の都合しか考えていないから
  • お店や、著者にメリットがなにもないから
  • 本は無料で読めるものと勘違いしてしまうから

自分は得するけれど、相手は損している、という状況は決して長続きしませんし、どちらかが我慢する生活はいずれ破綻します。

自分が得することを考える行為は悪くはありませんが、自分だけが得することを考えると、どんどん人から嫌われることになり、多くのチャンスを失うことになります。

本は図書館や人から借りる方が得すると考えている人の落とし穴は

  • 借りた本(無料)よりも買った本(有料)から人は真剣に学ぶから
  • 本を返却する時間と労力が無駄だから

無料のものよりも、有料のものに価値を感じるのが人間です。

たとえ同じ内容の情報(本)だったとしても、無料でタダ読みした人と、身銭を切って読んだ人とでは受け取る価値も異なります。

無料で得たものは、それだけ失うのも早いのですが、身銭を切って得たものは長く残り続けます。

つまり、お金を払って得た情報に人は真剣になるからこそ、自分の血肉にすることができるわけです。

自分の血肉にするとは、単なる知識としての情報ではなく、実生活で使える知恵のことです。

お金を出して購入した「本」は、あなたの1部になっていきますから、気になった本は積極的に購入していくことをお勧めします。

知識は武器にも防具にもなる最強の装備です。

ぜひ、読書によって装備を整えつつ、人生をより楽しく、より豊かにしていただけたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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