ONE PIECE FILM RED 公開初日である8月6日に観てきました。
賛否両論あるレビューですが、1ミリでも興味があるのなら迷わずGO!が結論です。
- レビューは酷評だけど本当に大丈夫なの?
- わざわざ映画館で観る価値あるのかな?
- ネタバレだけわかれば十分かな?
もし、あなたがそのように考えているとしたら、僕は声を大にして伝えたい。
映画館の大画面で観る今回のONE PIECEは格別だ、と。
今回は、これからONE PIECEの映画を観ようか検討中の方に向けて記事を書いていきます。
ネタバレは控えていきますが、完全に真っ白な状態で映画を楽しみたい!という方は、映画を観た後に読んでいただけたらと思います。
- ONE PIECE RED 映画のポイントを解説
- より映画を楽しむための基礎知識
- 酷評のレビューに対する僕の素直な感想
それぞれ解説していきます。
ONE PIECEの映画は全て観ている僕ですが、今回の映画が1番好きです!
ONE PIECE RED 映画のポイントを解説
ここでは、ONE PIECE FILM REDの映画のポイントを3つに絞り解説していきたいと思います。
- シャンクスの娘であるウタを中心に描かれる物語
- ルフィが目指す海賊王とウタが目指す新世界の対比
- アイドルのライブ感覚で盛り上がった後の余韻
今回の映画は今までのONE PIECEとは違います。
シャンクスの娘であるウタを中心に描かれる物語
今回のメインとなる登場人物は、シャンクスの娘であるウタです。
- シャンクスに娘がいたの!?
- そもそもシャンクスが映画に登場するの!?
- どんな展開になるの!?
映画のタイトルにある謎のREDの文字からは、どうしてもシャンクスを想像してしまう自分がいました。
これから映画を楽しむ方に言えることは、映画館に行けば全ての答えがある、ということです。
今回の映画で初めて明かされる
- シャンクスの過去や
- ウタの生い立ち
- ルフィとの関わり
なども丁寧に描かれていますので、気づけばあなたもスクリーンに釘付け間違いなしでしょう。
また、今回の映画で着目していただきたい重要ポイントがあります。
それは、今までのONE PIECEの映画と違い、明確な敵が存在しない、ということです。
今回の映画の敵は誰なのか?
ルフィやウタ、シャンクスは誰(何)と戦っているのか?
是非、映画館で楽しんでいただけたらと思います。
ルフィが目指す海賊王とウタが目指す新世界の対比
「海賊王」と「新世界」の対比について、共通点はあるものの、それぞれ目指す方向性が違うことも今回の映画の見所だと感じました。
ルフィは常識に捉われない自由が価値観の土台としてありますが、ウタは…
ルフィがウタとどのように関わり、彼女の心を開いていくのか?着目することで映画が何倍も楽しめると思います。
ウタの目指す「新世界」は、僕らにも当てはまることがあるので、共感せずにはいられませんでしたし、理想と現実のギャップに対するウタが導き出す答えに涙が止まりませんでした。
何を言っているのかわからないと思いますが、映画館で観た後に、改めて読んでいただくと点と点が線で結ばれる快感を得られると思います。
アイドルのライブ感覚で盛り上がった後の余韻
今回の映画の目玉はなんといっても、ウタの歌です。
まるでステージに立つアイドルのようにウタが
- 歌います!
- 踊ります!!
- 動きます!!!
僕はアイドルのライブに参加した経験はありませんが、アイドルのライブに参加した感覚になりましたし、またウタの歌声を聴きたくなりました。
映画や小説など、何を基準に僕は評価をしているのか?と言いますと、その1つに余韻があります。
余韻とは、後に残る味わいのこと。
- また観たいな
- また読みたいな
- また会いたいな
この「また」こそ魅力の源泉だと考えています。
ウタの喜怒哀楽の感情の変化によって、徐々に変化していくメロディや歌詞にも注目です。
個人的には「私は最強」が好きです。
より映画を楽しむための基礎知識
ここからは、より映画が楽しくなるための基礎知識をお話していきます。
- ONE PIECE 名前は知っているんだけど内容はよくわからない
- 初心者の自分が映画を観ても楽しめるのかな?
そんな方にこそ、読んでいただきたい内容です。
結論は以下の通り。
- シャンクスはルフィの命の恩人
- シャンクスとウタは父と娘の関係性
- ウタの計画阻止を狙う海軍
シャンクスはルフィの命の恩人
ルフィにとってシャンクスは、憧れの海賊であり命の恩人です。
シャンクスはONE PIECEの世界では四皇と呼ばれる、海賊の中のトップ4の1人です。
ちなみに他の四皇は以下の通り。
- シャンクス
- 黒髭ティーチ
- カイドウ
- ビッグマム
原作では四皇であるカイドウとビッグマムと戦っています。
いよいよ物語も最終章に近づいていることが分かっていただけるんじゃないかと思います。
シャンクスはルフィを守るために片腕を失っていますが、後悔はなく、むしろ新時代に賭けてきた、とセリフを残しています。
麦わら帽子は、元々シャンクスが海賊王であるロジャーから受け継いだものだったのですが、その大切な帽子を今度はルフィに預けました。
「いつか立派な海賊になって返しに来い!」と。
その後、ルフィとシャンクスが直接会う描写は一切描かれることなく、今に至ります。
原作でも、滅多に登場しないはぐれメタルのような存在であるシャンクスが、今回映画に登場するのか?という期待はONE PIECEファンであれば、誰もが思う共通の想いです。
原作でも直接対面することのなかった2人が、映画で今回どのように関わり合うことになるのか?
是非、映画館で答えを観ていただけたらと思います。
シャンクスとウタは父と娘の関係性
シャンクスとウタの関係性は父と娘であり、娘であるウタはシャンクス率いる赤髪海賊団の1人でもあります。
ウタにとってシャンクスは大好きな父親。
そんなウタは今や世界で1番人気を誇るほどの歌手です。
影響力は計り知れないほどあり、まさに彼女の歌声は全世界に届くほど。
さらに歌声によって、人々の生活に明るさを与えたり、傷ついた人の心を癒したり、絶望の中にいる人の希望になったりと、世界を魅了する歌姫です。
ウタの計画阻止を狙う海軍
ウタの歌声は、世界を変えてしまう力がある。
その秘密の鍵を握っているのが、ウタの計画です。
彼女は、どんな計画を立てたのか?
なぜ、海軍は彼女を捕らえようとしているのか?
ONE PIECEの世界観では、主人公が海賊であることをしばしば忘れてしまいますが、本来海軍は民衆の敵ではなく味方です。
海賊にも色々な海賊がいるように、海軍にも様々な海軍がいます。
肩書きとは名ばかりで、どんな信念を持って行動しているのか?背景を読みながら考察するのも面白いと思います。
酷評のレビューに対する僕の素直な感想
僕がREDを観た後の率直で素直な感想としては…
控えめに言っても最高です。
レビューの際には、必ず賛否両論、意見が分かれるのが鉄則ですが、今回のONE PIECE REDは、酷評の嵐レビューが多いです。
そこで、なぜ今回のONE PIECEが酷評のレビューになっているのか考察していきたいと思います。
ポイントは以下の通りです。
- 過去1番に面白い映画
- 酷評の嵐にある背景
- ウタという存在
過去1番に面白い映画
冒頭にも書きましたが、僕は今まで全てのONE PIECEの映画を観ています。
もちろん、原作も全て持っています。
僕の好きなONE PIECE映画はONE PIECE FILM Zなのですが、前回のスタンピードも好きでした。
ですが、それを超えてしまったのが、今回のRED。
ネットには賛否両論あり、どちらかと言えば酷評の意見が多いようですが…
なぜ、酷評の嵐なのか?僕なりに考えてみました。
酷評の嵐にある背景
それは、今回のONE PIECEが異質だからです。
異質というのは、今までのONE PIECEではなく、別の映画を観ている感覚になる、ということ。
要は、今までのONE PIECEでは明確な敵が存在していました。
そしてその敵である悪者をやっつける、という王道のストーリーがあったのですが、今回の映画は明確な敵は存在しません。
え?敵は海軍なんじゃないの?と思われた方もいるかもしれませんが、海軍は民衆の味方ですからね。
じゃあ、一体今回の映画は何と戦うんだ?って話になります。
ここから先は、ややネタバレを含みますので、ネタバレなしで映画を楽しみたい方は、ここで一旦ストップしてください。
ウタという存在
今回の映画を楽しむためには、ウタという人物を受け入れることができるかどうか?がポイントになります。
そもそも、ウタの歌声を担当するAdoさんですが、なぜ今回彼女が抜擢されたのか?疑問に感じた方も多かったのではないかと思います。
ですが、僕は今回の映画を観終えて、ウタの歌声はAdoさんじゃなければダメだ!と感じました。
なぜか?
それは、彼女の歌声には明るさや、陽気さ、癒し、とは対極である暗さ、ネガティブ、怒り、と言った負の側面も持ち合わせているからです。
例えていうなら、天国と地獄を行き来できる歌声の持ち主です。
普通、こんな歌声を自由自在に操れる人はいません。
ウタの髪型にもヒントがあり、片方は赤。もう片方は白です。
赤はシャンクスからもらった愛。
白はまだ何色にも染まっていない純粋さ。
つまり、何色にもなれる色が白なのですが、闇に飲み込まれてしまう可能性もあるわけで…
作中では、結構な数の音楽が流れますが、その全てが彼女の感情とリンクしています。
今のウタはシャンクス側なのかな?それとも…という楽しみ方もできます。
光と闇という2面性は、人間であれば誰もが持ち合わせているものです。
つまり、ウタは特別な存在ではなく、僕らに限りなく近い存在でもあります。
ウタに共感できるかどうか?
ここが、賛否両論の鍵になりそうです。
僕にとっては間違いなく星5つの、控えめに言っても最高の映画でした。
大切なことは、世間のレビュー(評価)を気にすることなく、自分で確かめること、行動することです。
なぜなら、世間では酷評と評価されていたとしても、僕のように最高の評価をする人間もいるのですから!
それでは、今日も素敵な1日を!
いってらっしゃい^^(映画館にGO!)
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